やらせて、振り返らせること

新入社員が「こんなことをやりたい」「この案件をこう進めたい」と主張してくることがあります。難易度や規模、リスクにもよりますが、「かなりの背伸び」で届きそうな場合は、任せて、「やらせてみる」のがいいでしょう。もちろんサポートは忘れずに行います。自分から「やりたい」と言ったことは、熱中し、夢中になれるものなのです。しかし、新入社員の「やりたいこと」は中身がよく分からないことも多いので、突っ込んであげることが大切です。また、「やり遂げるまでのプロセス」が明確ではないこともよくあることです。この部分のサポートは特に重要です。「具体的にどうするんだっけ?」という優しい突っ込みや、「例えばこんなやり方が考えられないのか」という「視点の提供」を行うとよいでしょう。また途中で諦めてしまいそうになった場合には励ますことも大切です。新入社員はこの取り組みを通じて、仕事の進め方や、困難の乗り越え方を学んでいくものなのです。
チャレンジは成功することもあれば失敗することもあります。いずれの場合も「なぜ、こういう結果になったのか」という振り返りが大切なのです。これが成長の速度や角度を決めていくものなのです。結果が「成功」であったとしても、実は環境要因で「成功してしまった」だけであって、個人として取り組んだことは全く意味を持たないケースもありえるのです。結果が「失敗」である場合も同様です。一見すると「失敗」であっても、ある部分は「成功」しているケースもあるのです。環境を読み違えただけであって、環境さえ整っていれば「成功」したのかもしれません。一緒になって、深く、冷静に振り返ることが大事なのです。結果が失敗だった場合に、絶対にやってはいけないことは、頭ごなしに「ほらみろ、失敗したじゃないか!」と叱ることです。「チャレンジ」したことを評価してあげたいところです。本人が「やりたい」と言ったことは、途中のサポートと、振り返り方次第で、最高の「成長の機会」となるものなのです。