気持ちよくあいさつを行うこと

上の世代とのリアルな場でのコミュニケーションが極端に苦手なゆとり世代の新入社員たち。共働きが増え、上の世代と交流する機会がバイトの場くらいしかありませんでした。さらに、小中学生のころから携帯電話やインターネットに親しんでいたので、直接、友人の自宅に電話することも少ないだけでなく、電話で大人と話す機会すらなかったのです。さらにゲームのように、会話が発生しないものにもめりこんでいたという要因もあります。就職活動などを通じて、上の世代とのコミュニケーションに慣れていくものなのですが、あくまで面接用というレベルを脱していなかったのです。そのような彼らが会社に入ってきて、どの会社でもコミュニケーションがうまくいかないという傾向が非常に多いのです。
これには実は、受け入れる側の上司・先輩にも問題があるのです。いつの間にか、知らないうちに「話しづらい雰囲気」をつくりだいている職場は以外と多く存在するのです。さらには、勇気を持ってアクセスしてきた際に快く応えていないケースも多いものです。彼らは嫌な印象を少し抱いただけでも「拒否られた!」と感じ、ますますコミュニケーションに「距離」を感じてしまうのです。
日常のありふれた場面でもコミュニケーションを阻害する「距離」「壁」がつくられています。それはずばり「あいさつ」です。若者があいさつをしてこないのは問題外です。しかし、必死にマナーを覚え、勇気を持って元気よくあいさつしてきたのに、無愛想な態度をとると彼らは「拒否られた」と感じます。無視するなどしたら最悪です。結果として、心理的な「距離」ができてしまうのです。あいさつをされたら、こちらからも気持ちよくあいさつをしましょう。少なくともおじぎを返すなどしましよう。それはどのように上の立場の人でも共通にいえることです。このときに「よう、元気かい?」「あの件よかったね」「困ったことがあったらいつでも聞いてね」など自然に一言、声をかけるとより効果的であるといえるでしょう。新入社員が勇気をもってあいさつをしてきているのです。当然それにこたえるのは社会人としてよりも世間一般の常識といえるでしょう。日常の地味な部分でコミュニケーションの溝は生まれるものです。気持ちいいあいさつは、やはりコミュニケーションを気持ちよくするものです。また、気持ちいいあいさつはそれだけで職場全体を明るくする効果もあります。まずは気持ちいいあいさつから始めましょう。