座り方にもコツがあるということ

新入社員とのコミュニケーションでは「微妙な距離の取り方」が大切です。これを意識しないままにコミュニケーションすると、相手は圧迫感に悩む可能性があるのです。地味そうで、実は大事なのが、一対一で話をする際の「座り方」です。たいてい一対一の打ち合わせは何も考えずに正面に座ってしまうことが多いと思われます。しかし、実は目的や話題ことに適した座り方があるのです。
まず、正面に座る場合ですが、これは新入社員の方から伝えたいことが有る場合、特に不平・不満をぶつけたい場合に有効であるといえます。向こうが真剣な思いで仕事関連の相談をしてくる場合にも適しています。また、こちらからガツンと伝えたいことがある場合などにも効果的です。正面から向かい合っているので、お互いに強く主張しやすいというわけなのです。意外に使われていませんが、有効的なのは、L字に座る方法です、つまり、四角型の縦の部分と横の部分で隣り合って座るのです。こうすると、実は相手との距離はとても近くなります。かつ、必要に応じて視線を近づけたり、そらしたりすることが可能となるのです。この座り方は、深刻な相談にのる場合、デリケートな話題を話す場合、内容を伝えるのに勇気がいる場合に有効であるといえます。あるメガバンクでは、以前は査定の通知などで部下と面談する際はこのL字座りが義務付けられていたといいます。
そして一緒に企画や提案内容などの案件を考える場合は、同じ向きで座りあうのがよいとされます。これにより、同じ書類やパソコンの画面を見ながら、一緒に考えることが可能になるのです。打ち合わせをしながら、企画を立てる際の考え方などを自然に伝授していくのにも有効です。やってみせ、やらせてみせる指導が可能となるのです。この「座り方のこつ」は一見地味そうですが、コミュニケーションを円滑にするために有効な手段なのです。特に新入社員とはコミュニケーションの適切な距離の取り方が大切といえます。