相談方法を教えること

新入社員は相談の仕方を知りません。相談をせずに物事を進め、時間が足りなくなったり、求められる質に達しないケースがよく起こります。クライアントに提出する資料が前日になっても完成せず、「先輩、やばいっす!」と直前に相談してくることも当たり前のように発生します。事前に相談したとしても、「どうすればいいか、全部教えてください」と答えを直接求めてくるケースも十分にありえます。彼らは答えを考えるのではなく「探す」のです。本来、相談という行為自体は有益なものです。一人では考え付かないような発想が生まれることもあります。自分の能力では対処できないことも解決できる可能性が高いのです。そこでぜひ「相談の仕方」を教えてあげましょう。
まずは上司・先輩への声のかけ方です。「今、お時間よろしいでしょうか?」という一言を使うように教えましょう。そして「何(テーマ)」に関する相談なのか、こちらに期待することは何なのか(ジャッジなのか・意見やアイデアをもとめているのかなど)、自分なりの結論が何かを話させるようにします。弱い部分があれば5W2H、つまりWHAT(なにを)、WHEN(いつ)、WHO(誰と)、WHERE(どこで)、WHY(なぜ)、HOW(どのように)、HOUMUCH(いくらで)で質問をし、具体的にすることが大切です。重要度や難易度、緊急度にもよりますが、100%の答えは用意しないことがポイントです、これでは、自分が、人間検索サイト扱いされるだけなのです。答えは「探す」が、絶対に「考えない」人間になってしまいます。せいぜい、「自分はこう思うのだけれど、どうかな?ちょっと考えてみてよ」という投げ方をするにとどめておきましょう。自律的に考えさせ、行動させるためのトレーニングなのです。
また、相談に対する答えが価値観の押しつけにならないことも重要です。考えさせるためにも「自分はこう思うけど」くらいの答え方がちょうど適していると考えられます。最終的にどうなったのかフォローも忘れずに行い、効果的な相談ができる人材に育てていきましょう。