交換日記を行うこと

新入社員の教育を行ううえで、地道ではありますが、高い効果を発揮するものが「交換日記」です。毎日、日記をつけさせ、返事を書きます。新入社員の人数にあわせて、できればそれぞれに一名の教育担当者をつけ、数か月間は交換日記をさせます。なぜ交換日記が有効なのでしょう。それは、ビジネスマンの基本であるPDCA(PLAN-DO-CHECK-ACTION)を日常化し、たたき込める点にあります。本来、今日はどのような行動計画を立てていたのか。実際どれくらい、どのように行動したのか。結果としてどうだったのか。明日以降はどう行動するのか。このサイクルを定着させることに意味があります。
当然単なるエッセイ的な日記だけでは意味がありません。もちろん、エッセイ的な要素や、遊びの要素も必要ではあります。しかし、振り返りができているかどうかが大事になってくるのです。また、ビジネスマンとして必要な「考えて、まとめる」トレーニングを日常化することもできるのです。また報告・連絡・相談いわゆる「ホウレンソウ」の練習にもなります。行動をより正確にウオッチすることも可能になります。彼らは、上司や先輩にはない、ピュアな視点を持っています。彼らの気付きから、潜在的なニーズを発見することもよくあることなのです。また、普段は元気がなさそうにみえる人が実は、意外に頑張っていることに気付くこともあることと思われます。
形式については、A4のノート1ページのうち3分の2程度に手書きで、レポートを書いてもらい、下の3分の1にフィードバックを書き込むというやり方が最も簡単です。このやり方のよいところは、フリーフォーマットであるが故に、報告するのに創意工夫が生まれるところです、またノート自体が残っていくということもポイントです。何か壁にぶつかった際に、読み返すことによって、元気がでるアイテムとなるのです。もちろんフォーマットを決めてパソコンでかいてもらったり、メールのやり取りにするなど、形式は自由です。行動管理やモチベーション管理を行うためにも交換日記を始めてみましょう。